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韓国発のマンガ短編集
地方でサバイブする女たちを描いた
『地域の私生活99』を翻訳出版したい!

『地域の私生活99』クラウドファンディングご支援、ありがとうございました!

みなさん、こんにちは。プロジェクト発起人の林です。
 
まず何よりも、最初にお伝えさせてください! このプロジェクトを支えてくださったすべての皆さま、本当に、本当にありがとうございました。
 
米が高くて買えないと叫ばれるこのご時世に、強気すぎる高額書籍。それにもかかわらず、最終的に目標金額を大きく達成することができたのは、皆さまのご支援と応援、そして何よりも、善意のおかげだと感じています。
 
ラスト3日間、SNSや口コミで善意が善意を呼び、支援の輪が広がっていく光景には、ただただ胸を打たれました。「皆さんがこのプロジェクトを引き上げてくださった」、そうとしか言いようがありません。

 
正直、舐めてました
 

正直に言うと、最初は「作品に魅力があれば自然と支援は集まるだろう」と、どこか楽観的に考えていました。
 
ありがたいことに、著名な方々から応援コメントをいただき、クラウドファンディング開始直後は大きな反響がありました。「これはサクッと成立しちゃうんじゃない?」と、本気で思っていたほどです。けれど、支援の動きはすぐに止まり、中盤からはまったく伸びず、不安な日々が続きました。
そんな中、励ましの言葉をくれた友人、チラシを掲示してくださった書店さん、「この作品すごいよ」と背中を押してくれた作家さんたち──皆さんの存在が、どれほど心強かったか。言葉に尽くせません。
 
私が最後まで心折れずに3か月を走り切れたのは、「応援してくれる人のためにも頑張ろう」という気持ちが支えてくれたからです。
いかに自分が恵まれているかを、深く痛感しました。この実感は、今後の人生においてかけがえのない資産になると確信しています。
 
 
日本で『地域の私生活99』を出版する意味
 

いまの日本は、ひとつの分岐点にあると感じています。
少数派は透明にされてしまう社会に。「日本人ファースト」のような排他的な空気が、少しずつ広がっている時代に、私たちは生きています。あまりにも簡単に、不安に飲み込まれてしまう厳しい時代だからこそ、『地域の私生活99』を日本で出版することには、大きな意義があると信じています。
 
社会に故郷や夢を奪われた母たち。
父や故郷に縛られる娘たち。
韓国の地方都市に生きる彼女たちの静かな日常と奮闘を通じて、この作品は「不安を抱えたままでも強くなれる」ことを教えてくれます。そのメッセージは、きっと誰かの孤独にそっと寄り添ってくれるはずです。
 
クラウドファンディングは一区切りを迎えましたが、ここからが本番です。
制作過程も含め、“物語と一緒に歩く体験”として楽しんでいただけるよう、心を込めて編集していきます。どうかこれからも、『地域の私生活99』を見守り、応援していただけたら幸いです。
 
最後になりますが、あらためて。
面倒な発起人を、我慢強くサポートしてくださった原正人さんと版元さま。そして、支援というかたちでこの企画を後押ししてくださったすべての皆さまへ。
 
あなたの参加、協力、そして善意に、心から感謝いたします。
 
本当に、ありがとうございました。
 
発起人・林佑実子

 


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※日本版の制作状況については、今後もこちらの「活動報告」にてお知らせして参ります。

2025/07/02 11:09